単に衣類といえどもその種類・特長はまさに千差万別。その素材の持つ特質・特性をよく理解した上で大切に、より大事に着て下さい。服の願いはエースの願いです。 |
◆シミ・汚れ編:素材により適合しない物もございます。御注意ください
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◎ワイシャツの衿・袖口の汚れにはチョークを・・・ チョークが油分を吸い取り、研磨剤の役目をします。それでもダメならブラシにシャンプーをつけて部分洗いをおすすめします。シャンプーには体から出る脂分を溶かす効果があります |
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◎血液のシミには大根おろしで。 血液がしみ込んだ部分をガーゼ等の布に大根おろしを少量包んで丁寧に叩いてみて下さい。大根に含まれる酵素成分(ジアスターゼ)がシミをきれいに消してくれます。 |
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◎口紅にはバターを使って! 口紅のついた箇所にバターをほんの少しつけて軽くもみ、その後、アルコールを含ませた布で丁寧に叩いてみて下さい。口紅の脂分はバターで驚くほど薄められます。間違ってもいきなり水洗いはしないように! |
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◎ズボンのテカリはアンモニアで・・・ 上着やズボンがすれてテカテカ光ってくるのは繊維の間に汚れがつまり、それがこすれてくるからです。これを直すにはアンモニア(もしくは中性洗剤)を水で薄めたもので良く拭いてから当て布をし、軽くアイロン掛けをして下さい。 |
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◆保 管 編
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◎クリーニングから戻ったら・・・ クリーニングから戻った衣類でナイロン等の袋に入っているものは必ず袋から出して収納するようにして下さい。アイロン掛けに使った蒸気が水分として残っていることが多いので、袋のまま収納すると残った水分がカビや虫食いの原因となります。 |
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◎防虫剤はケンカする! 一口に防虫剤といっても樟脳・ナフタリン・ベンゾール系の大きく3つの種類に分けられます。違う種類を混合して使うと科学変化を起こし通常より早く溶けてしまうばかりか衣類にシミをつけることさえ起こります。 |
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◎防虫剤は衣類の上に。 防虫剤は通常空気に触れてガス化し、その効果を表します。このガスの比重は空気より重いため、下に沈んでいきます。よって、衣類の下に防虫剤を置いたのでは効果もほとんどありません。必ず衣類の上に置くようにして下さい。 |
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◎虫食い予防に意外な助っ人・トランクケース! 旅行の時しか使われないトランクケースが空きのままで場所だけ取っていませんか?元々衣類を入れる為のトランクケース、虫がつきやすいウール製品やシルク製品の収納に使ってみては…。年に1日2日旅行をされるのであればその度衣類の虫干しにもなりまさに一石二鳥です。 |
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◆常識のワナ編
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◎スチームアイロンに水道水は使わないで! 一般的なスチームアイロンに水道水を使うと水アカが溜まってスチームの穴をふさぐ事がありますので、湯冷ましの水を使って下さい。また、使用後はお湯を捨ててから高温で5分程、直電乾燥させて下さい。水の入れ放しはアイロンの寿命を縮めるばかりか衣類を汚す原因にもなります。現在お使いアイロンの使用書をもう1度よく読み、そのアイロンに合った使い方をして下さい。 |
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◎洗濯が服を汚す!? よくお風呂の残り湯を洗濯に使うことがありますが、ポリエステル・ポリウレタン・毛糸などの衣服はとても汚れを吸収しやすいのでできるだけ新しい水を使うことをおすすめします。残り湯には体の脂肪やアカが溶けているので汚れの吸い易い繊維は再汚染されてしまう恐れがあります。 |
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